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SERVICES

<目的

設立目的として、

ケースバイケースでどの薬剤をどのように使えば低いコストで高い効果を期待できるか、また、相対コストは高くても防疫上重要なポイントをより確実に除菌出来る方法について証明し、その結果をコンサルティングと商品開発販売により普及するべく当社を企業しました。

 衛生対策の重要な一方法として農場の清浄性を高めて安全な食料生産基地とする、或いは実験動物、伴侶動物の実験環境、飼養環境を改善・克服と動物疾病の予防をしたいと考えています。

 

 畜産農場には被害が大きかろうと小さかろうと多くの病原性微生物がいます。

 それらの微生物の中には人獣共通感染症ZOONOSISに関係する微生物も残念ながら多く含まれています。

 畜産農場の目的は安全な畜産物をできるだけ低コストで生産して、多くの消費者が安心して食卓にのせられるものを提供することですが、例えば肉類については残念ながら汚染微生物に対する防波堤は と畜場や食鳥処理場と調理過程に依存している状況だと思います。

 もっと生産農場レベルで責任をもって病原性微生物の低減に取り組まなければなりません。

 農場外からの疾病浸入防止と同時に農場内で循環しているそれらを低減するよう更なる取組みが必要です。

 農場での対策は一般的衛生管理の他、生産性に影響を及ぼす微生物に対するワクチネーションなどの予防処置、対症療法(抗菌剤など)そして消毒作業です。

 問題点はこの消毒作業が十分に機能していないと考えられることです。

 当社の設立目的は、この消毒作業にスポットを当てることです。

 畜産現場では消毒作業が防疫上必須な作業となっていますが、使用する薬剤や方法は様々で、消毒薬をまけば消毒できた気になっています。

 それは畜産現場における消毒効果の検証が困難なためです。

 農場内の病原微生物はふん便、だ液、鼻汁、尿、発咳飛沫と共に排泄され、汚物や飼料残渣と共に床に堆積し、粉じん化したり人や物によって農場内に拡散します。

 困ったことにワクチネーションや治療により、発症を防いだり症状を軽減された家畜からも病原性微生物は排出され汚染源となり得ます。

 更に、ワクチンが存在しなかったり、ウイルスに対して有効な薬剤がない疾病も多いので尚更です。

 それらは水洗と消毒作業によってクリアになるでしょうか。

 年間4ヶ月以上続く寒冷下や汚物による消毒効果減退については、指導者や現場が想像する以上に深刻な影響があると我々は証明してきました。

 そして、効果的な消毒とは何かを検証してきました。

 ケースバイケースでどの薬剤をどのように使えば低いコストで高い効果を期待できるか、また、相対コストは高くても防疫上重要な場所をより確実に除菌する方法について提案します。

 効果的な消毒作業を農場内のあちこちで繰り返して実施することは、確実に衛生対策の向上につながります。

 農場の清浄性を高めて安全な食料生産基地とする、或いは実験動物の実験環境、伴侶動物の飼養環境を改善したいと考えています。

<目標

"目標"は3年ごとの豚舎全体のクリーニング実施です。

  部分的なOUT後の洗浄・乾燥・消毒作業では、豚舎全体そして農場全体の汚染蓄積は右肩上がりです。

 農場レベルの清浄度の高低にかかわらず、新設後 病原微生物の汚染が蓄積されてゆきます。 本来は農場毎のA/O、クリーニングが理想ですが、せめて豚舎単位でA/O、徹底的にクリーニング出来るように段取りすべきです。

 この図は3年毎に豚舎全体をクリーニングして、前年レベルまで汚染状態を戻した場合の繰り返しを模式図化したものです。

 1回目に比べて回数を経る毎にクリーン化の率としては小さくなりますが、前年まで戻すことによる結果です。

 このようにしても汚染は徐々に蓄積しますが、しない場合に比べて大きな差がでることが想定できます。

 

 このクリーニング方法は、伝播力が強いウイルス性疾病対策にはならないとか豚の動線によって病原微生物も移動するので意味がないとの意見もありますが、常在菌とのペアリングを少なくするすることによって、重篤な症状を抑えることが出来るとの報告も多くあります。例えば、サルモネラ、レンサ、パスツレラ、マイコプラズマ、グレーサー、豚赤痢、豚丹毒、抗酸菌、PPE・・・などとのペアリングです。

 

 更に重要な目的はZOONOSIS(人獣共通感染症)対策です。

特に養豚農場で比較的見られるZOONOSISの原因微生物はサルモネラ菌(S. TyphimuriumやS.Choleraesuis、S. Enteritidisなど)、豚丹毒菌、レプトスピラ、腸管出血性大腸菌をはじめとする病原性大腸菌、パスツレラ菌、ロタウイルス、E型肝炎ウイルスなどです。

これらの病原微生物からの伝播を抑えて食の安全を高めるために、定期的なクリーニングを提案しています。環境に常在化している病原微生物叢を低く抑えるには非常に有効な手段です。

 床下などの有機物の蓄積はクリーニング時でも十分に取り除くことは出来ませんが、有機物に強くて、安全な薬剤を利用すること、天井がある場合は天井裏もくん蒸できる薬剤を利用して、やるからには徹底しておこなうことが大切です。

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