48年以上動物に接してきた獣医師の経験をもとに
豚・鶏・牛・実験動物・犬猫などの衛生対策のお手伝い。
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バイオセキュリティの専門家による、確かなコンサルティング
UPCOMING EVENTS
9.21.2021
外資系某動物薬メーカーにて
養豚場の消毒に関するON LINEセミナー
3.19.2021
一般社団法人日本養豚協会青年部会
深堀り防疫対策ON LINEセミナー
12.19.2020
日本家畜衛生学会特別Web座談会
Ⅰ 消毒の基礎 Ⅱ豚環境の消毒
02.06.2020
長崎県獣医師会にて消毒セミナー
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犬・猫・豚・肉用牛・鶏の飼養衛生環境改善と清浄化に取り組みます。抗菌剤やワクチンのみに頼らず、動物と飼養環境との循環を絶つために効果的な環境消毒と体内微生物をセットで清浄化を推進しす。
常在菌による日和見感染症や、原虫を原因とした慢性的な下痢、軟便、呼吸器病を余り気にせずに飼われている状態をよく目にします。 特に、犬や猫などのコンパニオンアニマルでは一緒に生活する人の健康にも直接係わります。
例えば、大抵の動物が持つ原虫のコクシジウムやZOONOSIS(人獣感染症)のクリプトスポロジウムの循環を効果的に絶つ対策が必要です。原虫対策としての環境消毒は通常の消毒薬では不活化は限定的ですが、ある方法を使えば原虫卵(オーシスト)を不活化するのではなく、短時間内で高い割合でより安全に「消滅」させることが出来ます。通常の消毒では残ったオーシストが感染性を持つかを知るには感染実験をしないと分かりませんが、消滅出来れば採材して鏡顕(顕微鏡で見る)するだけで、消毒効果が分かります。
また、日和見感染症の原因となる環境中の常在菌を効果的な消毒で減らすことは重要です。更に、ウイルスの中のエンベロープを持つウイルスは消毒薬で不活化されやすいのですが、痰や便の中のウイルスは生存します。また、エンベロープを持たないウイルス(犬猫豚牛鶏人などのパルボウイルス、豚のPCV2ウイルス、牛や豚などの口蹄疫、鶏のEDS76など)は消毒薬が効きにくく環境中で多くが生存します。 たとえワクチンや抗菌剤を使って症状を抑えていても、環境中に排出されたウイルスは循環し、ワクチンを止められないだけでなく、発育不良や他の疾病を誘発しやすくなるなど、環境中のウイルスを減らす効果的な消毒が必要です。 以上のような積極的な環境清浄化対策をお手伝いします。