目指すべき除菌率

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消毒の世界で除菌率について、

『90％以上が「まずまず」、99％以上が「効果がある」、99.9％以上が「確実な効果」、90％以下の場合、例えば80％は60％よりも効果があるかないかは、議論しても無駄』という（橫関正直博士談）。

例えば、図のように消毒前に１c㎡当たり10の6乗（100万個）の菌がいたとして、

消毒後10の1乗になると99.999％除菌となる。つまり1c㎡当たり10個のレベル。更に、99.9999％なら10の0乗個、つまり1個レベルの汚染となります。

消毒の世界では除菌率100％はないのでこの数字は驚異的と言えます。

除菌率90％はまずまずの効果と言っても一桁菌量が下がってc㎡当たり10の5乗個（10万個）もいることになります。

それだけいると、条件が揃えば菌は対数増殖して短時間で20万、40万、80万・・・と消毒前の状態に復帰してしまいます。

従って、消毒作業としては確実に除菌出来るように、除菌率99.9％以上を目指して段取りしなければなりません。それにはノウハウが要ります。